【他業界に学ぶ】IT設備をうかつに導入すると危ない理由
平素より大変お世話になっております。
株式会社ナガシマ 代表の長島誠でございます。
本日は、先日の予告の通り、最近顕著なIT業界の動きについて情報をお伝えします。
まず第一段の記事としまして、
他業種で起きていることを例にすることで分かりやすいと思うため、
不動産業界で今起きていることをポイントにして見てまいります。
昨今、「不動産業界」は、人手不足とITリテラシーの不足で大きな課題を抱えていると言われていますが、日本においては、古来より馴染みの深い業種の一つです。
日本おいて土地に対する「所有」の考え方が出てきたのは、645年の大化の改新によって、土地の価値(収益及び財産)を公が認めたころから芽生えはじめますが、
それから、
「賃貸(長屋)」という発想が出てきたのは、江戸時代に入ってからと言われています。
そして、
不動産業という言葉が出始めたのは、明治から大正にかけてです。
このように日本の発展とともに、時代に応じて、進化し続けてきた不動産業ですが、前述した通り、平成~令和においてはITの普及が遅れていると言われています。
そこで今注目されているのが、
不動産×テクノロジーの「不動産テック」という分野です。
〝不動産テック協会の定義では、「不動産テック(Prop Tech、ReTech:Real Estate Techとも呼ぶ)とは、不動産×テクノロジーの略であり、テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとする価値や仕組みのこと」です。
単にインターネットやITツールを利用するだけではなく、テクノロジーを活用してこれまでの不動産ビジネスを変えようとしていることに焦点が置かれました。この2、3年の動きとしては、海外や新興ベンチャー企業を中心に、シェアリングやクラウドファンディング、IoTやVRなど新しいテックが取り沙汰され注目されています。″
(引用:https://www.sbbit.jp/article/cont1/35131#head1)
その中でも今回注目するのは、不動産テックの一分野である「IOT」に関してです。
※「IOT」とは、一言でいうとIT機器の投入を意味します。
「業界がIT化に進むのであれば、とくに気にする必要はないだろう」
「何が問題なのか?」
そのようにお思いの方も少なくないと思います。
事実、業務に活かすことができるのであれば、積極的な投資は問題無いように思います。
では、一体何が問題なのか?
我々のメッセージをお伝えする前に、もう一つ現状を報告させてください。
こちらの記事(https://japan.cnet.com/article/35124681/)という記事にポイントが書かれていますが、
1.IoTは誰のためのもの?
2.IoTにお金を払うのは誰?
3.IoTを導入してからも苦難は続く
4.最新のIoTだったはずなのに……
という流れで分かりやすく書かれています。
私共、OA機器販売業界の人間がお伝えするのもおかしな話ですが、IT機器を企業に投入する際、慎重にいった方がいい場合が多いです。
というのも、例えば、
導入後の1~2年は、「最新の設備を整えていますので」とあらゆる関係各社・顧客にも訴求できます。
しかし、導入から3~4年が経ってくると様相は変わります。
「少し古いモデルですが・・・」と前置きするか、その話題に触れにくくなるのです。
実は、IT製品でもあるIoT機器は、陳腐化が想像以上に早いものなのです。
3~4年前のモデルでも、古めかしさはありますが、
10年経過してしまうと、「なつかしさ」を感じさせてしまうレベルになります。
しかも、IOT機器は一旦導入すると、将来の機器の更新も視野に入れておかなくてはなりません。
企業においてハード機器を導入する際は、専門家の客観的な意見も参考に検討するのが得策です。
なにが企業にとってプラスになるのか、見定めた上で、設備投資を考えていくことが更に重要な時代になってきました。
不動産業界は特にこの動きが活発であり、不動産テックという大きな流れのなかで、新たなサービス・商品がどんどん生まれ、機器の入れ替わりも激しいです。
故に要注意なのです。
では、一体どうしたら良いのでしょうか?
IT導入成功の鍵は、本当に大事なものに投資することです。
当社では、これからの時代を生き抜くためのパートナーとして、本当に大切なことを、企業様のために提案していこうと考えております。
このようにIT事業の移り変わりの激しい現代ですが、本質は、自分達が今行っていることを、正確に把握し、財産として記録に残すことです。
そして、優先順位として上位に挙げられるのは、これからのAI・RPA時代の到来に向けて、AI・RPAが適切に稼働するための環境を構築することです。実はこの事が、企業を繁栄・存続させていく上で重要なポイントだったりします。
不動産業界だけでなく、昨今は、様々なIT商品がパッケージ化されており、日々、新しい商品がリニューアルされています。
「パッケージにうまく適合するように企業をあわせていくのか」
「AI・RPAがこちらに合わせていくように改革を進めていくのか」では、
将来にも違いがでてきます。
ナガシマは、安価にこれからの時代に対応したIT化を実現させるお手伝いが可能です。
詳細は一度お問い合わせ頂けましたら幸いです。